「アルウィン夏祭り」と銘打たれたイベントでは、祭りには欠かせない屋台と花火が用意され、サポーターにひと時の安らぎを与えてくれていました。
日中35度という猛暑で、試合開始時間でも30度を超える暑さのなか、試合は始まりました。
試合に集中していたので今日は写真少なめです |
久々先発の左サイドハーフ飯尾竜太朗のオーバラップにたまらずファールを犯した千葉陣内深くのFKから、こぼれ球をその飯尾が枠内へシュート、キーパーが弾いたところに詰めていた長沢が頭で押し込み、なんと前半5分で山雅が先制点を上げました。
開始早々のこのゴールは、筋書きのない山雅劇場の序章にしか過ぎませんでした。
タレント揃いのジェフにポゼッションは握られますが、集中した守備で跳ね返し迎えた15分、相手のミスから追加点を奪います。
パスミスを奪った長沢が右に開いた船山へパス、中央を走り込んだフリーの喜山へと繋ぎ、左足を振り抜いたミドルシュートは、見後ゴール左に突き刺さりました。
この試合(前節もですが)、攻めの意識が強く出ていた喜山だからこそ、あそこに走り込み決めることが出来たのだと思います。
2点をリードされたジェフでしたが、慌てることなく反撃に転じます。
37分CKからファーサイドがら空きの3番に頭で合わせられ1点を返されてしまいます。
2点リードで後半を迎えたかったところでしたが、1点差となり まだまだ試合は分からい展開で前半を終了します。
後半開始早々は前から圧力を掛けて3点目を奪いにいきますが、徐々に押される展開になっていきます。
特に試合開始から、ジェフの11番と33番の両サイドバックが非常に高い位置に張り続けているのが印象的で、さらに11番はちょくちょくボックス内に顔を出して驚異となっていましたが、飯尾がうまく対処して仕事をさせませんでした。
ポゼッションのジェフ、カウンター狙いの山雅という図式は変わらず、一進一退で試合は進みますが、64分またしてもCKからオウンゴールでしたが同点にされてしまいます。
2点のリードを追いつかれてしまい普通ならば弱気になってしまうところを、今日の山雅戦士達はまだまだ気持ちの入ったプレーを見せてくれます。
67分過ぎには連続攻撃から一旦は相手ボールになるも中盤で奪い返し、右サイドを完全に崩して手に入れたCK、パクの右足からの鋭いキックに20歳の犬飼が競り勝ち 頭で合わせてゴールネットを揺らしました。
決勝点を生むことになった一連の攻撃は、全員のゴールへの気持ちが結集した、素晴らしいゴールだったと思います。
残り時間は20分とまだまだ有りましたが、苦しい時間帯に走力の落ちない山雅は粘り強い守備でシュートまではやらせません。
点の取り合いとなった熱い試合は結局このままタイムアップ、今日の山雅劇場は3-2で勝利という結末で幕を閉じました。
先ほど全員のゴールへの気持ちと言いましたが、全員とは選手だけではなく この暑い中アルウィンに集まったサポーターの熱い気持ちまでが合わさったからこそ生まれたゴールと勝利ではなかったでしょうか。
ジェフ千葉相手に3点を奪ったこと、2対2に追いつかれた後に勝ち越し点を奪ったこと、シュート数で上回ったこと等、今日の試合を自信にして次節からも良い内容の試合を期待したいものです。
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